自然に寄りそいながら、自然の営みのなかに日々暮らし、60余年の歳月がながれました。
幾星霜を重ねたヒュッテの佇まいも、霧ヶ峰のほぼ中央に位置する「沢渡り」の風景といつしか同化しながら、今ではすっかり、この地に馴染んだ景色を創造するに到りました。
霧ヶ峰の火山台地の一隅の、水ならの小さな森は木陰をつくり、また静かな環境を創り出し、それらはヒュッテの歴史のひとつ、ひとつに重なります。
お蔭さまで日々訪ねくる皆さまに支えられながら、長い営みが続けられる仕合わせを思います。
春夏秋冬、訪ねるたびに、皆さまならではの、また霧ヶ峰ならではの、心に残るよき山旅(物語)を広がる草原に積み重ねられますよう希望します。
かつて 詩人尾崎喜八先生の名付けた「ヒュッテ ジャヴェル」は、霧ヶ峰を「歩き愉しむ」、「ハイカー」の皆さまの山小屋です。
Hutte Javelle since 1952
夏の盛りになりました

近ごろのヒュッテ ジャヴェルです
ご案内
春がめぐりゆき、夏の明るさをもたらす陽射しと逞しく朗らかに湧き出る積乱雲が旅ごころを誘う季節が訪れました。
草木は緑濃く快い涼風にそよぎ右に左に揺れ動き、小鳥はヒガラにアカハラ、そしてウグイスなどのさえずりが日々、朝の冷気から伝わります。
長らくコロナ感染症により自粛休業していますが、感染症は未だに行く末が見通せない巷の状況がつづいています。
さしあたって、オリンピックの賑わいが終了し、そして首都圏初め都市部の社会が落ち着きをとり戻す状況を切に期待しながら、再開の時期を探る所存です。
早ければ今秋、状況によればそれ以前、あるいは以降にずれ込む可能性もございます。
何卒、皆様のご理解のほどお願い申し上げます。
なお、状況の変化に応じまして、当ホームページで逐一ご案内します。
営業再開の暁には、どうぞ皆さまお揃いでお訪ねいただければ、幸甚に存じ上げます。
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