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 自然に寄りそいながら、自然の営みのなかに日々暮らし、60余年の歳月がながれました。
 幾星霜を重ねたヒュッテの佇まいも、霧ヶ峰のほぼ中央に位置する「沢渡り」の風景といつしか同化しながら、今ではすっかり、この地に馴染んだ景色を創造するに到りました。
 霧ヶ峰の火山台地の一隅の、水ならの小さな森は木陰をつくり、また静かな環境を創り出し、それらはヒュッテの歴史のひとつ、ひとつに重なります。
 お蔭さまで日々訪ねくる皆さまに支えられながら、長い営みが続けられる仕合わせを思います。
 春夏秋冬、訪ねるたびに、皆さまならではの、また霧ヶ峰ならではの、心に残るよき山旅(物語)を広がる草原に積み重ねられますよう希望します。
 かつて 詩人尾崎喜八先生の名付けた「ヒュッテ ジャヴェル」は、霧ヶ峰を「歩き愉しむ」、「ハイカー」の皆さまの山小屋です。

  Hutte Javelle since 1952

           初秋から秋の好い季節になりました

 夏の陽に焼けた木の葉は緑が一層濃くなりました。                

 爽やかな秋風の立つ季節です。

 実りの秋です。木の実は赤、紫、紺色などさまざまですが、とりわけななかまど」の朱色は目につきます。

 鎌ヶ池の夏の賑わいも立秋を境に鎮まりつつあります。

                

尾花咲く野辺の秋。

 夏の名残の「ヒュッテ ジャヴェル」。間もなくみずならの黄葉の時季です。

       ご案内

 夏の名残の日射しが輝く季節になりました。

 「のこんぎく」「尾花」の咲く時季になり、季節の移りは早く彼岸も過ぎ去りました。陽の入りは徐々に真西の「乗鞍岳」の頂に移動し、今年も山の季節は日々正確に移りゆきました。

 一方で、「のびたき」「ひがら」「あかはら」「かけす」「しじゅうから」など、今年は、めずらしく「じょうびたき」の姿がみられましたが、めっきりその数も少なくなりました。が、今朝方「じょうびたき」の姿を見かけました。小鳥の囀りの季節も峠を越したようです。

  どうぞ、皆様信濃路の秋の「霧ヶ峰」をお愉しみください。


 

 

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