自然に寄りそいながら、自然の営みのなかに日々暮らし、60余年の歳月がながれました。
幾星霜を重ねたヒュッテの佇まいも、霧ヶ峰のほぼ中央に位置する「沢渡り」の風景といつしか同化しながら、今ではすっかり、この地に馴染んだ景色を創造するに到りました。
霧ヶ峰の火山台地の一隅の、水ならの小さな森は木陰をつくり、また静かな環境を創り出し、それらはヒュッテの歴史のひとつ、ひとつに重なります。
お蔭さまで日々訪ねくる皆さまに支えられながら、長い営みが続けられる仕合わせを思います。
春夏秋冬、訪ねるたびに、皆さまならではの、また霧ヶ峰ならではの、心に残るよき山旅(物語)を広がる草原に積み重ねられますよう希望します。
かつて 詩人尾崎喜八先生の名付けた「ヒュッテ ジャヴェル」は、霧ヶ峰を「歩き愉しむ」、「ハイカー」の皆さまの山小屋です。
Hutte Javelle since 1952
新緑の好い季節になりました

6月になりました。
爽やかな微風と光の季節です。

「はうちわかえで」の淡い若葉が6月の日射しに輝く時季です

八島ヶ原湿原の遥か彼方に車山が望めます。
初夏の湿原に賑わいが訪れます。

水無月6月のヒュッテ ジャヴェルです。木陰に涼を求める季節です。
ご案内
夏の日射しに新緑の好い時季になりました。つい先日まで咲いていた「みやまざくら」が散りゆき「ずみ」の白花が開花しました。「みずなら」の花房も多くの花をつけています。
「のびたき」「ひがら」「あかはら」「かけす」「しじゅうから」など、今年は、めずらしく「じょうびたき」の姿がみられます。ヒュッテの軒下は小鳥の塒で過密です。
野辺の「れんげつつじ」「やまつつじ」7月は「にっこうきすげ」が咲き始めます。
どうぞ、皆様信濃路の「霧ヶ峰」をお愉しみください。
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