第5回「霧ヶ峰・山の會」のご案内 10/24(土)~26(日)

 今夏の霧ヶ峰は雨の日が多く日照不足気味で過ぎました。それでも植物たちは、例年と同
じような様相を見せて育ち、陽光をとり戻した初秋を迎えて健気です。
 さて、「霧ヶ峰・山の會」のご案内を申しあげますが、今秋は第5回めを数えます。毎回く
り返し書いていることですが、この「山の會」は、山(自然)に親しみ、山と登山にかかわ
る文化を学び、音楽・絵画・図書・味覚を愉しみ霧ヶ峰好きの参加者同士の交流を深めよう
と、たいへん欲張りです。小規模ながら地に足をつけ、志は高く、それでいて愉快で濃密な
集いを目指しています。
 ご案内が、やや遅れましたが、晩秋の霧ヶ峰でお目にかかれるのを心待ちにしています。

                     記

1.名称  復活第5回「霧ヶ峰・山の會」
2.日程  2009 年 10 月 24 日(土)~ 26 日(月)
3.場所  信州 霧ヶ峰沢渡り ヒュッテ ジャヴェル
4.講師  田端英雄氏(里山研究会・岐阜県立森林文化アカデミー非常勤講師)
     関沢佳久氏 (諏訪市博物館学芸員)
5.主催 「霧ヶ峰・山の會」実行委員会
     布川欣一(登山史研究家・埼玉県)
     金子弘吉(山旅山書愛好家・諏訪市)
     高橋保夫(ヒュッテジャヴェル経営者・諏訪市)
6.後援  諏訪市教育委員会・(株)長野日報・(財)八十二文化財団
     信濃毎日新聞社・長野朝日放送(株)・長野県諏訪地方事務所(長野県自然保護センター)
7.プログラム

午前/午後
第 1 日
10/ 24
(土)
15:00~受付
16:00
開会ミーティング
19:30~2 1:30 レクチ
ュア・田端英雄氏・(里
山研究会)「里山とはど
んな自然か」(仮題)
第 2 日
10/ 25
(日)
8:30~ワンデルン ク
15:00~17:00 レクチュア
関 沢 佳 久 氏
(諏訪市博物館学芸員)
「諏訪大社と御柱と御射
山信仰」(仮題)
19:30~コンサート
フルート演奏
桂 聰子氏
21:00~ 参 加 者 全 員 に
よる大放談会
第 3 日
10/ 26
(月)
8:30 ~ワンデルンク
ヒュッテ ジャヴェル→東俣・屏風岩→八島
ヶ原湿原→旧御射山→ヒュッテ ジャヴェル
「霧ヶ峰自然保護センター」訪問 センター
職員の話をうかがう
12:00~特製信州そば賞味(諏訪のそば屋出張)
解散ミーティング

8.関連行事
① 絵画展
 ヴォルフガング・ハルファー氏、晩年の水彩画を中心に展示
② 山岳書頒布会
 古書・新刊書など頒布会開催。平凡社・慶林堂
③ コンサート
 「フルート演奏」 桂 聰子氏
④ そば処
 「小坂」
9.参加定員
 25 名(自らの力で 2~3 時間山道を歩ける健康な方)
10.参加費用
 ¥27000‐( 2 泊 3 日・ 6 食付の宿泊費、傷害保険料を含む・交通費は自弁)
 途中参会並びに中途退会は 1 泊につき、¥1000‐追加されます。
11.連絡・問い合わせ
  「霧ヶ 峰・山の會」実行委員会事務局
 〒 392-0008 信州 諏訪市霧ヶ峰沢渡り ヒュッテ ジャヴェル
 ℡0266‐58‐5205
12.付記
 ① 3~5 回程度の開催を重ねた時期を目途に、 35 年「山の會」のものと併せて記録集を刊行する予定です。
  ② 参会者の皆さまに終了証を呈します。
 ③ 洗面具・寝間着は各自御用意下さい。

           「霧ヶ峰・山の會」の起源
1935 年(昭和 10 年)夏、霧ヶ峰で 5 泊 6 日に及ぶ「山の會」が開催されました。
岡茂雄の梓書房が発行する雑誌「山」が主催し長尾宏也の経営する「ヒュッテ 霧ヶ峰」が会場でし
た。
登山家の木暮理太郎・民俗学の柳田國男・植物学の武田久吉・中央気象台長の藤原咲平を講師に迎え、
(辻村太郎も予定したが欠席)尾崎喜八・中西悟堂・松方三郎・村井米子・小林秀雄・深田久弥・北畠
八穂・大岡昇平・青山二郎・中村光夫・飯塚浩二・石黒忠篤ら多士済々が聴講していました。
なお、このたび会場とする「ヒュッテ ジャヴェル」は霧ヶ峰を深く愛し、 35 年「 山の會」で、「山
と芸術」を講じた詩人尾崎喜八が命名し、親しんだヒュッテです。
この「山の會」復活については、岡・長尾両氏のご遺族からもご賛同をいただき、復活第 1 回の集い
に参会くださいました。
(注)本文中の「ヒュッテ 霧ヶ峰」は 1936 年 12 月焼失しました。現存同名の施設は別のもので
す。

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